高尿酸血症・痛風

高尿酸血症・痛風は増えています

日本では食生活の欧米化に伴い、高尿酸血症の患者様は男性を中心に急激に増加し、現在は成人男性の20~25%・女性の5%の方、全国で100万人を超える患者様がいます。

尿酸が高いと何が問題?

「高尿酸血症」とは尿酸値が7.0mg/dl以上のことですが、それ自体では自覚症状はありません。
尿酸が高い状態が続くと尿酸結晶が関節にたまり炎症がおきます(痛風発作)。足の親指の付け根に起こりやすく、強い痛みを伴います。
発作自体は鎮痛剤などの治療で1週間~10日で落ち着きますが、そのまま放置すると関節炎による結節(痛風結節)ができたり、腎機能障害や尿路結石のリスクを高めます。

どのくらいになったら受診したらいいの?

尿酸値が6.0mg/dlを超えたら、まずはお気軽に相談ください。原因となる生活習慣の改善を行っても痛風発作を繰り返す方や、なかなか尿酸値に改善が見られない方には内服治療を提案します。