B型肝炎ウイルスに感染して起こります。肝炎、肝硬変、肝臓がんを引き起こすこともあります。ワクチン接種や妊娠時の血液検査によって新たに感染する方は減りましたが、未だ国内には100万人以上の感染者がいると言われています。
自覚症状はほとんどありません。現在考えられる感染原因として、母子感染、性交渉、不衛生な医療器具を介したものなどが挙げられます。
年齢、ウイルスの遺伝子型、ウイルス量、各種ウイルスマーカーを組み合わせて正確に診断し、病状の進行を押しとどめることが可能です。インターフェロンや核酸アナログ製剤を使用しつつ、身体の免疫力をうまく利用する方法が主になりますが、病状によって治療法は異なり、治療経験の豊富な医師に相談されるのが良いでしょう。