大腸ポリープ

大腸の粘膜壁に、いぼのようなものができている状態です。ほとんどは腺腫という良性の腫瘍です。ただ、この良性の腫瘍であっても、大きくなるとがん化することがあります。
5ミリ以上の大腸ポリープは切除しておくべき、というのが現在の一般的な考え方です。がん化したものであっても、がん細胞が粘膜内に留まっている場合であれば、内視鏡による切除が可能です。
自覚できるような症状が現れることはまずありません。ただし、大きくなったポリープはそれだけ傷つきやすくなりますので、出血し、便に血が混じることがあります。便潜血検査で陽性となった方は、大腸内視鏡検査を受けることをお勧めします。