近年国内で大腸がんを原因とする死亡者数が増加しています。
50代から増え、60代、70代で発症者数のピークを迎えますが、若い方にも起こります。また、早期であれば完治の望めるがんです。便潜血などの定期的な検査が大切です。
早期にはほぼ症状がなく、進行すると便に赤い血が混じったり、便秘・下痢を繰り返したり、腹痛を起こすことがあります。
国内で患者数が増えている原因としては、食生活の欧米化が挙げられます。食物繊維不足による便秘、腸内環境の悪化、脂肪摂取量の増加などです。
また、大腸がん患者の10~20人に1人は、同一家系内に大腸がん患者がいるというデータが報告されています。その他、運動不足で内臓脂肪が多い方、糖尿病の方、潰瘍性大腸炎の方、飲酒・喫煙習慣のある方も、大腸がんのリスクが高いと言えます。