水イボ(伝染性軟属腫)

水イボ(伝染性軟属腫)とは

主に子供にできるぷくっと少し盛り上がったポツポツです。
放っておいても自然に治ることもありますが、1年くらいかかります。しかし、徐々に水イボも増える上、お友達や家族に感染する恐れがあるため治療することが多いです。
治療は専用のピンセットで引っ張って取るので、痛みを伴います。取って治療するか自然治癒を待つかは保護者の方と相談して決めましょう。

よくある質問

プールは行っていいですか。
行くことは可能です。しかし肌の触れ合う場ではタオルや水着、ビート板や浮き輪の共用を控えるなどの配慮が必要です。また施設によって規則が異なる場合がありますので、施設に確認をしましょう。
水いぼを取るのは痛いですか。
はい、痛いです。引っ張ってむしり取ります。またお子様の場合は恐怖心も伴います。
水いぼ取る前の痛み止めはありますか。
通常は麻酔なしで取りますが、貼る麻酔薬(リドカインテープ)もあります。除去する1時間前から貼っておくことで、麻酔が効き痛みが減ります。貼る麻酔薬を使用するかどうかは相談しましょう。
水いぼ部分が赤くなって痛くなってきました。
水いぼにばい菌が入って感染していると思われます。水いぼ除去より、まずは抗生剤での治療が必要です。早めに受診しましょう。
水いぼは取らなくてもいいと聞いたことがあります。
医師によって意見が分かれるところです。数年すれば自然治癒するから、痛いことをせず待てばいいという意見もありますが、当院は早めの除去派です。
引っ掻いて徐々に個数が増えていき、最初は3個程度だったのが、あれよあれよという間に30個以上に!なんてことも珍しくありません。数が少ないうちに除去する方が痛みや傷は少なく済みます。また、水いぼに二次感染し赤く痛くなったりすることもあります。他の子へうつしてしまう可能性もあり、プールなどに制限がつきます。